こんなにある!マインドフルネスの効果
ルーツは仏教にあるが、その効果は科学的に検証されている
マインドフルネスのルーツは仏教にあると言われています。
宗教と思うと若干、身構えてしまいますが
特に近年に流行しているマインドフルネスは、
宗教的な面を排除し、科学的な裏付けに重きを置いた
現代人にも受け入れやすいものになっています。
その現代のマインドフルネスに特に影響を与えたのは、
ジョン・カバット・ジンというアメリカの医学博士です。
彼が開発したマインドフルネスストレス低減法(MBSR)というプログラムは、
仏教の瞑想をベースとしながらもその宗教性を排除し、
ストレスや不安、慢性的な痛みを軽減しようというものになっています。
このMBSRを筆頭に、マインドフルネスに対してさまざまな研究が行われ、
その効果が脳科学の面から実証されてきました。
脳の構造が良い方向に変わる
その実験を通じて、マインドフルネスの実践を続けていると脳の特定の部位の構造が変わるということがわかりました。
具体的には、
・過去の出来事や未来の心配をするときに活性化する部位の活動を抑えられる
・ストレスを受けて反応する部位の容積が減る
・記憶を司る部位が大きくなる
etc…
といったことが検証されています。
マインドフルネスは、「今、この瞬間に集中する」ことを目的とする、
シンプルかつ手軽に行えるトレーニングです。
これによって脳の構造自体が変化してしまうというのは、
改めて考えてみるととても凄いことではないかと思ってしまいます。
マインドフルネスにより得られる効果いろいろ
マインドフルネスの実践により脳構造が変化すると、様々な効果が現れます。
書き出してみると...
・脳疲労が減る
・集中力が上がる
・穏やかさが上がる
・頭の切り替えが良くなる
・コミュニケーション能力が上がる
・ストレスへの耐性、対処力が上がる
・イライラをコントロールできる
・記憶力が良くなる
・失敗からの立ち直りが早くなる
・人に対する思いやり力が上がる
・焦ったり不安になったりする気持ちを抑えられる
・対人関係が良くなる
・生産性が上がる
・心ここにあらず、の時間を減らせる
・幸福感が上がる
・ご飯が美味しく感じる
・頭がスッキリする
・寝付きが良くなる
・自分の中の感情に敏感になる
・他人の感情や思っていること、感じていることに敏感になれる
といった効果が期待できます。
私自身も実践を継続していくなかで、とくに
・脳疲労の減少
・ストレス耐性の向上
・家族(特に子供)への思いやり
の面で、マインドフルネスによる効果を実感しています。
毎日10分程度、実践を続けていれば確実に効果を感じられると思います!
特にストレスにさらされるシーンの多い士業には、プライベート面でもオススメしたいところです。